【白蛇：縁起】見逃し配信！無料動画視聴・ネタバレ・あらすじ・感想も

突然、画面が真っ白な「じゃどう」に落ち、もがいているさなか、奥に小さく現れる男性、これは実は男性主人公の「宣（せん）」なのだが、この段階では、白も視聴者もわからない。その後、黒い触手のようなものが白の体にまとわりつき、宙に浮いた状態で意識を失ったところ、「青（せい）」に助けられる。

500年の修業を積むと仙人になれるが、いつも「じゃどう」に落ちて阻まれると白は言う。

どうやら心に穴が開いているという実感があり、それを青に打ち明けると、自分が差していたかんざしを抜き取り白に渡す。これは元々白のもので、そのかんざしを握った瞬間、全ての記憶を取り戻す。

そこからさらに500年前のシーンへ。

時の皇帝に力を見せるため、蛇の力を利用し戦術を極めようとした国師は、民に蛇狩りを命じていた。

そのため蛇の妖怪である白は師匠である蛇母に暗殺を命じられ、遂行しようとしたが、敵の道士（国師の弟子）に阻まれ失敗。

海に落ち、気が付くと見知らぬ村で助けられていた。そこは蛇狩りの村だったが、白はかんざしのパワーを使い過ぎたのか、記憶を失くしていた。そんな中、宣との出会いを果たす。

翌日、記憶の手がかりを見つけに、白が倒れていた場所へ向かう。その時に白が不思議な占術のような（後の妖術）ものが使えることがわかる。

山の上に行くと宣が作った掘っ立て小屋があり医者を目指していることがわかる。

その場所でフラッシュバックが起り、驚いた拍子に宣が持つ傘に妖術をかけ飛べるようになりしばらく2人で大空を駆け回る。林を抜ける中、蛇が宣に攻撃をしかけるが仲間であるはずの蛇を記憶が亡くなっている白が撃退する。この行為が蛇族への裏切りと捉えられる。

また、傘の操縦が不能になり、崖から落ちそうになる宣だが、あの時のかんざしが崖に突き刺さっており、それを偶然掴むことで事なきを得たが、白がそのかんざしを掴んだ瞬間気を失い、崖から落ちるが宣によって助け出される。

村には白を探しに国師の弟子である道士が脅しにやってくるが、宣と白は郊外の宝青坊へかんざしの謎を解きに向かう。

その道中、同族の蛇の妖怪から奇襲に会うが、白は蛇の妖怪に姿を変え、瞬殺する。

その反動からか体が凍えが収まらず、宣は朝まで抱きしめ温め続けることで回復する。

宝青坊に到着し、そこの主、狐の妖怪と遭遇。かんざしの力の意味を知る。

人の力を吸収し、自分のものにできるが、持ち主の記憶も失う可能性があるとの事。

帰りの道中、蛇母に白とかんざしを持ち帰るよう命じられた青と遭遇し、宣に攻撃するが、白が制止し、すぐに青と気付く。

そこから青と宣の小競り合い。その後、休んでいた塔の地下に閉じ込められ、その間に白の記憶が完全に取り戻される。そこで白と宣は結ばれる。

塔の外では青が待ち、白は青と一緒に行くと決意し宣に別れを告げる。

宣は白に一緒に入れる方法を見つけると宣言し別れる。宣はその足で宝青坊に向かい妖怪になる事を決意。

しっぽが生えた妖怪となる。すぐさま白に会いに向かう。

その頃塔の方では道士が白と青の元に現れバトル開始。白がピンチになるが道士が白の持っているかんざしに触れてしまい、力をすべて吸い取られ白は巨大な大蛇と変身し、塔を破壊、その後、国師が向かう蛇狩り村に向かう。

同時に蛇族の蛇狩り村へ向かう事で全ての勢力が蛇狩り村に集結しバトル勃発。まず、国師が死にかけ、蛇母が同胞を全て吸収し巨大化。白とのバトル。白は力を全て奪われる。

宣が国師の能力を利用し蛇母を退治。国師の死によって気候が一気に冷え込む。しばらくして村の人間が助けに来ようとしたので宣に伝えようとすると、時すでに遅く、宣が凍死していた。ここから悲しい別れのシーンがあり、最初のシーンへ戻る。

宣の魂を守るため自分の記憶をかんざしに封じたがこの500年前の記憶がこの日全て思い出す。

生まれ変わった宣を探すことを決意し、そして出会う。

「お譲さん、どこかでお会いしたことがありますか？」

「話すと長くなりますが・・・」

エンディング

クレジットの後に宝青坊の主が宝箱を渡すシーンがあるが、これは「白蛇伝」の始まりのシーン。つまり『白蛇：縁起』は白蛇伝の前日譚（エピソード0）という位置づけになる。

ストーリーは単純と言えば単純で面白みのある展開はそれほどないですが、映像とキャラの作り方がうまいので気にせず見ることが出来ました。最後の宣が凍ったシーンはタイタニックのジャックとローズを思い出して、感動のシーンが今一つ入ってこなかったですね。

それでも強引に感動させようとした感じは、冷静になってしまいました。

妖怪対人間の話なのに国師や道士はもはや人間ではなく、妖怪同士の戦いのようでした。

一応蛇の力を吸い取って人間離れしたという事なのでしょうが。

あと、キスシーンまではよかったのですが、そこから絡みに入る必要があるのか？と思いましたね。

ラストのシーンは余韻が残って心地よい気持ちになりました。色々不満も言いましたが、最後をバシッと締めてくれたので満足感が残り結果楽しめた作品でした。